すももの開花予測に、気象センサーが設置されました。

一般社団法人ALFAE様により、今回設置された気象センサーでは、気温の他に降水量や気圧、照度などを測定することができます。一昨年から実施している「すももの開花予測」では、（桜の開花時期予測と同様に）気温の積算で、ある程度時期を予測できることが知られていますが、「何度以上の気温を積算し、何度まで到達すれば開花するのか？」などは、過去の研究でもばらつきがあります。

一方、気象データ自体は、気象庁や農研機構などから提供されている、対象地点近傍のデータを利用することもできますが、より正確な予測を実現するために、一昨年から現地での実測を開始しました。

開花状態（画像）と気象データとの紐付けをより詳細に行うことを目的として、今回は気象センサーだけでなく、カメラも設置しました。加えて、将来的な収穫時期や収穫量の予測まで見据えた実証実験も目的としています。

気温以外にも降水量や日照量など、他の気象要素も不可欠となりますので、これらのデータを蓄積していくことも含めて、機器を設置しました。

また、対象とするのはすももだけでなく、他の農作物にも展開することを予定しています。今回の実験を進めながら、近い将来には、（例えば）村のコミュニティサイトに入ると、リアルタイムでの状況が誰でも見られるような環境作りを検討しています。

一般社団法人ALFAE様